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国原譜

21日の日本列島の夜は、イチロー選手一…

 21日の日本列島の夜は、イチロー選手一色に染まった。日米で通算4367安打を放ち、数々の輝かしい記録の金字塔を打ち立てた天才打者が、東京ドームで引退を表明した。

 平成3(1991)年のドラフト4位でオリックスに入団。同6年に当時の仰木彬監督の発案から「イチロー」に改め、210安打でMVPを獲得し、輝かしい歴史が始まった。選手を型にはめようとしない仰木さんとの出会いは運命的だった。

 会見でイチロー選手は、仰木さんに出会った同6年までの野球は「楽しかった」と答えていた。それ以降は、常に高みを目指す修行僧のような生き方で、次々と記録を塗り替えていった。

 関西人にとっては、同7年の阪神淡路大震災の後の、「がんばろうKOBE」という合言葉が忘れられない。チームはリーグ優勝し、同選手は首位打者、打点王、盗塁王の〃3冠〃でチームを引っ張った。

 会見で、子どもたちには「熱中できるものを早く見つけてほしい。見つかれば壁に立ち向かう力を注げる」とエールを送った。

 平成の終わり、28年のプロ野球人生の幕が降りた。(恵)

 

 

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