国原譜

 このほど文庫化された歴史エッセー「十字軍物語」(塩野七生著)を読んでいる。中世、欧州のキリスト教国(領主)が、イスラム教国の領土になっていた聖地エルサレムを奪回しようとして派遣したのが十字軍である。

 十字軍は日本の世界史教科書でもおなじみ。多神教の人間には理解しがたいが、キリスト、イスラムという1神教の宗教が絡む対立は、21世紀の今日まで続いている。

 蛮行、残虐性がクローズアップされている十字軍の戦い。しかし「十字軍物語」によると、両軍の良識あるリーダーによる中世騎士道的な逸話もあった。

 8次にわたった戦いと戦いの間には休戦の期間が20年、30年と続くことがあり、人々はつかの間の平和を享受していたようだ。ただ、キリスト教国間やイスラム間での戦い、争いは絶えなかったようだが。

 いよいよ平成の元号が4月末で終わる。バブル崩壊後の経済的には恵まれなかった時代であるが、戦争がなかったことは何よりも尊い。

 ソニー生命保険の新元号予想調査によると、「平和」「和平」「安久」が上位を占めた。納得。(栄)

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