特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

先週末、プロバスケットボールBリーグの…

 先週末、プロバスケットボールBリーグのバンビシャス奈良の本拠地戦へ。終盤の逆転勝ちで、シーズン全般では大きく負け越す状況を忘れる帰り道となった。

 本欄でも何度か触れたが、バンビシャス奈良は活動の危機にある。過去2期連続の赤字決算で、今期も赤字なら現在のB2ライセンスが交付されないからだ。

 チームは黒字化策の一つとして、昨年12月から今年2月末の本拠地戦12試合で1万5千人の入場者達成の取り組みを進める。残り4試合。きわどい状況だ。

 観客席の熱気は以前より高まっている。応援を鼓舞する方法も洗練され、プロの試合を楽しむ会場全体の異空間感も増している。あと一歩なのだ。

 プロバスケットは試合への観客の参加度が高い。ライブや歌える映画好きなら、とりこになる可能性がある。それだけに一度会場に、との思いは募る。

 もちろん選手、スタッフには勝利の追求を。先の試合でも勝負どころでの安易なミスやフリースローの失敗も、勝てばグチは出ず、次の観戦意欲も湧く。チームが消滅して嘆く前にそれぞれにできることが、まだある。(智)

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