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国原譜

どこへ行っても「大阪万博」の話題で持ち…

 どこへ行っても「大阪万博」の話題で持ち切りだ。歓迎の声が大きい。もっとも、前回の大阪で開かれた万博を知っている人に限られている。

 今、50歳の人でも2歳だったのだから、あの日本中から、大阪へ大阪へという出来事は想像できないかも。東京五輪に続く大阪万博で、半世紀もタイムスリップする。

 おそらく関西を挙げて、万博に向けた動きが本格化することになろう。全国はもとより世界中から訪れる、このビッグイベントに奈良もあやかりたいと思う。

 それには前回の人の動きはどうだったのか、しっかりしたデータが必要だ。1400年もの歴史があるので、半世紀前ぐらいでは、奈良はあまり変わっていないが、前向きでいたい。

 とくに前回を知らない若い人たちの感覚を大事にしたい。「あの時はこうだった」などと、年寄りの郷愁で、進めない方がいい。時代は大きく変わっている。

 あのころなかった携帯電話が、今はあるのだから、若い感性に期待したい。珍しいものより、本物のすごさやおもてなしに尽きるかもしれない。どんな万博になるか楽しみだ。(治)

 

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