国原譜
「青森のリンゴいかが」―という見出しの…
「青森のリンゴいかが」―という見出しの記事が目に止まった(24日付2面)。青森県南部町の県立名久井農業高校の生徒が、橿原市のJAまほろばキッチンで、農産物などの販売を行った、というものだった。
2年生約100人が、関西へ4泊5日の修学旅行中で、自分たちが作ったリンゴ「ふじ」やジャムなどを持参、販売した。前任者の校長が発案、今年初めての試みという。
見知らぬ土地で緊張しながらの作業だったが、一生忘れられない思い出となったことだろう。
修学旅行で、6月21日付10面「新・大和の食模様73」の「奈良県農業研究開発センター」(桜井市)の記事を思い出した。
同センターの母体「奈良県農事試験場」は明治28(1895)年に、現在のJR奈良駅の北側に開設された。大正5(1916)年3月には、あの宮澤賢治が、盛岡高等農林の修学旅行で試験場を訪ね、麦や大麦の品種比較試験などを見学したことが「大和の農業技術発達史」(奈良県農業試験場編、1995年)に記録されているという。
若い農業人たちの未来が、明るく輝くように祈りたい。(恵)
2年生約100人が、関西へ4泊5日の修学旅行中で、自分たちが作ったリンゴ「ふじ」やジャムなどを持参、販売した。前任者の校長が発案、今年初めての試みという。
見知らぬ土地で緊張しながらの作業だったが、一生忘れられない思い出となったことだろう。
修学旅行で、6月21日付10面「新・大和の食模様73」の「奈良県農業研究開発センター」(桜井市)の記事を思い出した。
同センターの母体「奈良県農事試験場」は明治28(1895)年に、現在のJR奈良駅の北側に開設された。大正5(1916)年3月には、あの宮澤賢治が、盛岡高等農林の修学旅行で試験場を訪ね、麦や大麦の品種比較試験などを見学したことが「大和の農業技術発達史」(奈良県農業試験場編、1995年)に記録されているという。
若い農業人たちの未来が、明るく輝くように祈りたい。(恵)