奈良県天理市は9日、能登半島地震で自宅が大きな被害を受けた人を対象に、市営住宅5戸を最長1年間、無償で提供すると発表した。　

　被災者支援が目的で、エアコンやガスコンロ、民間企業の協力でふとん(リース)はあらかじめ用意する。水道光熱費や共益費は自己負担となる。また生活立ち上げのため、1世帯あたり上限20万円の生活必需品購入のための支援も行う。

　並河健市長は「天理市に来ることで少しでも平穏を得られるのであれば、できる限り支援したい」と話した。

　問い合わせは市建設課、電話0743(63)1001。