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奈良県吉野町長選に無所属新人の山本氏が出馬表明 元町職員

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 任期満了に伴い来年1月23日告示、同28日投開票で行われる奈良県吉野町長選挙で、新人の元町職員、山本智康氏(46)が15日、同町内で記者会見し、無所属で立候補する意思を表明した。同町長選挙は1期目現職の中井章太氏(55)=無所属=が9月に再選を目指して出馬を表明しており、現新の一騎打ちになりそう。

 

 山本氏は現町政に対して「決断がなされない。明確な方向性が示されない」と批判し、人口減少や少子高齢化を背景に「いま変化・変革のチャンスを逃せば町の発展の可能性は時間とともに低くなる」と出馬の動機を語った。

 

 中堅職員の自己都合退職が相次ぐ問題について、「行政運営に疑問を感じて“人財”が流出している。行政サービスに大きな影響を与える」と指摘。「町民が主役の行政運営が行えるよう、首長と議会の2元代表制を適正に機能させないといけない」と持論を述べた。

 

 町長以下特別職の給与削減を含めた財政改革や、生まれたまちに誇りと愛着をもった次世代をはぐくむ教育環境の提供などに意欲。庁舎の老朽化問題については「旧吉野北小学校に庁舎を移転するという現職の当初の案が白紙になり、町民は不安だ。現在地で建て替えるのが最善だと思う。未来に負担を残さず、町を二分するような不毛な争いも起こらない」と話した。

 

 山本氏は1977(昭和52)年8月、同町生まれ。大阪工業大学経営工学部を卒業し、印刷会社営業職を経て2002年4月から町職員。町営テレビのアナウンサーなどを務めた。先月、町民税務課主任で退職した。元吉野町連合PTA副会長。吉野山。

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