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企業の付加価値向上を 奈良市と奈良商議所がデザイン経営導入セミナー

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デザイン経営の要点などについて語る近藤氏=奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルレクチャーホール

課題解決や新事業開発開発の方法学ぶ

 

 奈良市と奈良商工会議所の「デザイン経営導入チュートリアルセミナー」(INPIT―KANSAI共催)がこのほど、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルレクチャーホールとオンラインで開かれた。県内の中小企業関係者ら約90人が参加し、デザインの力で経営課題の解決や新事業開発を進める方法を学んだ。

 

 デザイン経営は、デザインの力を企業のブランドやイメージの構築に活用する手法。特許庁は2018年から、国際競争力強化などを念頭に、デザイナーと事業者が協働するデザイン経営による企業の付加価値向上の取り組みを推進している。

 

 今回のセミナーは、個々の思いを経営方針に落とし込み、企業のパートナーやファンを集める「アイデンティティー型デザイン経営」がメインテーマ。デザイナーで中小企業のブランド戦略に関わってきたSASI代表の近藤清人氏が基調講演した。

 

 近藤氏はデザイン経営の基本的な考え方や手法を先行事例を交えながら説明。デザイン経営のポイントを「個人の思いが原点。どうしたいかに向けて周囲に発信し、人々を巻き込んで渦をつくり、広げていくこと」と語った。

 

 このあと、近藤氏やデザイン経営で成果を上げる事業者、知的財産への支援を行うINPIT―KANSAIの担当者が実践事例を踏まえて意見交換。奈良市の中小企業伴走型支援事業1期生らの報告も行われた。

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