経済
朱雀技研が破産手続開始決定 新型コロナ関連
帝国データバンク奈良支店は30日までに、奈良市南袋町の機械器具卸売業者「朱雀技研」が7日に奈良地裁から破産手続開始決定を受けたと発表した。負債は約9300万円。新型コロナウイルス関連倒産という。
同支店によると、同社は2012年11月に設立。研究機関や製造業者、教育機関向けにロボット用小型モーターや電子基板などの機械器具を販売し、設計や開発なども行っていた。
しかし、2020年以降、新型コロナ感染拡大の影響を受け、取引先の研究開発予算が削減され、受注量が激減。業績と資金繰りが悪化し、事業継続を断念した。