奈良新聞を取り扱うすべての販売店が加入する「奈良新聞取り扱い販売店連絡会」(略称・奈良新聞連絡会、会員73人)の設立総会が20日、奈良市三条本町のホテル日航奈良で開かれ、委任状を含む51人が出席。初代会長に大庭祐輔氏(読売新聞・桜井三輪)らが就任する役員案や会則案、2023年度事業・予算案を原案通り承認した。

　これまでにあった「奈良新聞わかくさ会」(朝日新聞系統)と「奈良新聞会」(産経、毎日、読売、合売系統)の二つの販売組織は今年3月末で発展的に解消しており、新たな販売店会を組織することで合意していた。

　総会では冒頭、奈良新聞社の田中篤則社長は「デジタルと新聞(紙面)を共存させて、みなさんとともに飛躍、発展していきたい」とあいさつ。会長に就任した大庭氏は「当会の下、みんなで知恵を働かせ、県内の新聞業界を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

　総会後には、奈良新聞社の販売戦略や7月からの紙面改革についての報告があった。

　大庭会長以外の新役員は次のとおり。(敬称略)

　副会長=清水博一(朝日新聞・奈良日盛舎)、吉井謙至(産経新聞・奈良大宮)▷幹事=寿克史(朝日新聞・西和)、大川浩一(読売新聞・大和八木)、坂口竜也(産経新聞・御所)、笹田豊(毎日新聞・高田)▷会計=岡本豪夫(同・学園前)▷会計監査=紙谷昌法(産経新聞・真菅)、松岡智範(朝日新聞・三郷)