奈良県天理市新泉町の大和神社(塩谷陸男宮司)で10日、 大阪府太子町の天野貴美子さんが寄贈した大国天(大黒天)像が建立され、除幕式が行われた。

　同像は高さ約1メートルの石像で、日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)を祭る同社にゆかりの像。末社の高靇神社参道脇に建立された。この日は天野さんら20人が参列し高靇神社で式典が営まれた後、白い幕が解かれた大国天像の前で「因幡の白うさぎ」の歌を全員で歌唱した。

　天野さんは「ウサギにゆかりのある大国さまを卯年に建立できてよかった」と話した。塩谷宮司は「大国さまのように大きなお腹を出し、楽しく人生を歩いていくことが大切だと思います」と話していた。