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内部分裂からの敗北 候補の党推薦巡り「一致団結」できず - 岐路に立つ自民県連、統一地方選2023(上)

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自民党県連の会長就任が決まり「全員参加型、全員野球の県連をつくり差し迫る統一地方選に向けて走り出したい」と語る高市会長=2022年9月、奈良市

 4月に行われた統一地方選では日本維新の会が奈良県知事選で勝利し、県議選でも議席数を3から14に伸ばした。一方、保守分裂となり、知事選で苦杯をなめた自民党。内輪の権力争いや意地の張り合いばかりが目立ち、県民にはしらけムードも漂う。改選後の県議会の自民党会派は15年ぶりに一本化されたが、着々と地力をつける維新に対抗するには、党の一致団結が必須となってくる。改めて統一地方選を巡り自民党県連で何があったのかを振り返る。

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