4月19日に林神社で「饅頭祭」 「奈良饅頭」を限定販売
日本最初の饅頭(まんじゅう)を考案した林浄因(りんじょういん)を祭る、奈良市漢国町の漢国神社内にある林神社(梅木春興宮司)で19日、「饅頭祭」が営まれる。同祭は、毎年全国から数多くの銘菓が献上され、菓子業界の繁栄を祈る。今年は祭りを盛り上げる神賑(かみにぎわい)行事として、限定の復刻「奈良饅頭」の販売など多くの催しが行われる。
復刻「奈良饅頭」は、江戸時代の古文献を参考に再現した元祖のお饅頭。紅粉で一点を打った薯蕷(じょうよ)饅頭が2個入りで500円、限定500箱で販売する。「中西与三郎」「萬春堂」「吉方庵」「千珠庵きく川」「千代の舎竹村」など、県内の和菓子店の協力により特別に製作された。
神賑行事実行委員長の太鼓打源五郎さんは「皆さんに楽しんでいただけるよう考えた。和菓子を食べて健康に幸せに暮らせますようご奉仕させていただきます。どうぞお参りください」と話している。
復刻奈良饅頭販売、銘菓展示即売、太鼓打源五郎さん著「年がら年中饅頭祭」書籍販売、縁日露店は午前10時〜午後3時(売り切れ次第終了)。
神事祭典は午前11時〜。獅子神楽奉納は午前11時45分〜、千本杵餅つきによるきな粉餅振る舞いは午後0時半〜、同1時半〜。饅頭の無料振る舞いはなし。
問い合わせ、漢国神社、電話0742(22)0612。