奈良に待望の高齢者総合福祉施設「ぽれぽれケアセンター青山」
奈良、橿原両市で住宅型有料老人ホームなどを運営する社会福祉法人うねび会(橿原市、酒井宏和理事長)の高齢者総合福祉施設「ぽれぽれケアセンター青山」が12日、奈良市青山4丁目にオープンした。開所式が開かれ、地元の自治会長ら関係者約70人が参加した。
開所式に先立ち、2階のホールで営まれた竣工式では、奈良豆比古神社(同市奈良阪町)の辰己真一宮司が祝詞を奏上。玄関前でテープカットを行い、開所を祝った
デイサービス棟での式典では、酒井理事長が「この青山は約2500世帯、超高齢化が進んでいる。この施設は単なる老人ホームにとどまることなく、デイサービスや料理教室、コミュニティカフェなど、地域の皆さんに活用していただき、交流の場として発展させたい」とあいさつ。
来賓祝辞のあと、祝賀会、施設見学会、歌う講談師旭堂南歌さんらの記念講演会が行われ、参加者は交流を深めた。
同施設は県産材を用いて高い断熱性や耐火性などを持つ新建材「CLT」(直交集成板)の工法を採用。木のぬくもりのあるゆったりとした空間を構成している。敷地面積約2800平方メートル、延べ床面積約1430平方メートルで、住宅型有料老人ホームの居室(備品常備)は約18平方メートル。
利用料金は、家賃前払い(7年償却で1155万円)の場合、月額利用料(食費、管理費)は16万6千円。家賃を含む全額月払いは月額27万6千円。他に前払い併用プランなどがある。光熱費等は別。
問い合わせは、同センター、電話0742(20)0200。