歴史文化
奈良の信貴山朝護孫子寺「寅まつり」で練り歩き 諸願成就祈り大法要
奈良県平群町信貴山の信貴山朝護孫子寺境内で25、26の両日、「信貴山寅(とら)まつり」(同寺・NPO法人信貴山観光協会主催、奈良新聞社など後援)があり、多くの参拝者でにぎわった。
26日には「寅行列」が行われ、「張り子の寅」を乗せたみこしとともに、寅年生まれの「寅娘」「寅男」や稚児、僧侶ら約50人が、本坊から本堂までの約300メートルを練り歩いた。
続いて、本堂で営まれた「寅まつり大法要」では僧侶が人々の諸願成就を祈願。法要後、供えてあった「息災寅まんじゅう」を参拝者に振る舞った。
同まつりは初めてという大阪市の契約社員、野田祥子さん(40)は同まんじゅうを手に「ありがたいものを頂戴して感動している。これからお参りして家族の健康を祈りたい」と話した。