特集2024年春の高校野球奈良大会速報

社会

「布団リフォーム被害対策弁護団」を結成 2月4日に奈良で被害者説明会

関連ワード:

会見で被害対応について説明する「布団リフォーム被害対策弁護団」=30日、奈良市中筋町の奈良弁護士会館

 昨年、奈良市や奈良県五條市などで発生した布団リフォーム被害を受け、奈良弁護士会消費者保護委員会に所属する弁護士の有志11人は30日、「布団リフォーム被害対策弁護団」を結成した。2月4日午後0時30分から奈良市中筋町の奈良弁護士会館で被害者説明会を実施する。

 

 昨年11月、奈良市の女性の自宅などを訪れ、布団の点検をするふりをして羽毛をばらまき、修理が必要とうそをついて修理代金を支払わせる契約を締結させようとしたとして、特商法違反(不実の告知、書面不交付)などの疑いで、布団リフォーム業の男らが逮捕された。

 

  県警によると、同様の被害に遭ったとの相談が、北陸や近畿地方など9府県で、計70件以上あるという。

 

 奈良弁護士会館で会見した弁護団の団長、皐月宏彰弁護士=やすらぎ法律事務所=は「担当者名を正しく記載していないなど契約書に不備があるため、今からでもクーリング・オフが可能。応じなければ訴訟提起など法的措置を取る」と述べ、「被害者の親族や支援者の方でも結構なので、気軽に相談してほしい」と呼びかけた。

 

 皐月弁護士によると、布団リフォーム被害に関する相談が27日までに31件あり、ほぼ独り暮らしの高齢者女性だという。

 

 問い合わせは、やすらぎ法律事務所、電話0742(24)2003。

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド