天理の夜空を光と音で彩る、12月27日まで「なら歴史芸術文化村」
冬の夜空を彩る「アートと光と音で彩る特別な4日間 Special Four Days」がきょう23日から、奈良県天理市杣之内町の「なら歴史芸術文化村」で開かれる。27日まで(26日は除く)。21日夜には、一足早く報道関係者に公開された。
芸術文化体験棟の南側の芝生に、桜井市在住の竹アーティストの三橋玄さん(50)が竹を使った巨大な造形芸術「未完のかたち 天と地」を制作。日没後、さまざまな色調のレーザー光を周囲から作品に当ててライトアップする。
報道公開では、県在住のパーカッション奏者のスティーヴ・エトウさん(64)がドラや世界で1台しかない大型の打楽器を使ってオリジナル曲を演奏。イベント期間中の音源としても使用するために公開収録を行った。
エトウさんは布袋寅泰さんや堂本剛さんらの奈良公演に関わるなど、多くの著名なアーティストをサポートしている。
演奏を終えたエトウさんは「未完というテーマだから、その時浮かんだイメージで自由に演奏した。少しだけ完成に近づいたかな」と感想。
三橋さんは「古来、竹は生活に密着した素材。真っすぐでしなやかという相反する性格を持つ。竹に任せて曲線を表現した。未完だから、自由に見て感じて遊んでほしい」と語った。
イベントは、毎日午後5時から30分間隔で6回(各7分程度)。また、期間中は、ピアノ演奏や弦楽器演奏など、場内各所でさまざまな催しが行われる。入場無料。
問い合わせは、同村総務運営課、電話0743(86)4420。