社会
3年ぶり航空自衛隊奈良基地祭
「空自」訓練 間近で
奈良市法華寺町の航空自衛隊奈良基地で11日、基地祭が3年ぶりに開かれた。約6000人の家族連れらが訪れ、訓練や展示装備品の見学などを通して航空自衛隊の活動の一端に触れた。
施設を一般開放し、周辺住民らに航空自衛隊への理解を深めてもらう目的で毎年開催。過去2年間は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた。
観閲式訓練では、同隊の山本光伸幹部候補生学校学校長兼奈良基地司令(空将補)や県選出国会議員ら来賓、多数の来場者が見守る中、幹部候補生220人が行進。統率の取れたきびきびとした動きに大きな拍手が送られた。
同訓練のさなかには、T―4練習機2機とC―2輸送機が上空を飛行。武器を持った基地への不法侵入者に対応する警備訓練も披露された。
また地対空誘導弾パトリオットミサイルの発射機、レーダー装置などの展示や手づくり飛行機教室、資料館開放なども実施。来場者は思い思いに基地での一日を満喫していた。