歴史文化
世界平和を祈り祝詞 桜井・等彌神社で鳥見山中霊畤春季大祭
神武天皇が鳥見山に霊畤(れいじ)を立て、天皇の祖先・天神(あまつかみ)を祭ったという伝承を継承する「鳥見山中霊畤春季大祭」が13日、桜井市桜井の等彌(とみ)神社で営まれた。
霊畤とは祭りの場所。日本書紀によると、神武天皇は即位から4年目の春、鳥見山の山中に霊畤を設けたという。等彌神社東方の鳥見山(標高245メートル)はその伝承地の一つ。境内の一角に聖蹟顕彰碑(1940=昭和15=年建立)があり、鳥見山中霊畤顕彰会が毎年大祭を営んでいる。