県と奈良市は27日、新型コロナウイルスの感染者が県内で新たに942人確認されたと発表した。前日の785人を上回り、1日の新規感染者数は過去最多を2日連続で更新した。中等症が1人、ほかは軽症または無症状。感染者の累計は2万2970人(うち県外との重複592人)。入院患者は前日より34人多い317人で、病床の占有率は72%となった。うち重症は12人で病床占有率は35%。

　宿泊療養に入所している人は458人で、運用室数に対する占有率は38%。自宅療養や入院等を待機している感染者は4074人で、前日より649人増えた。うち3日を超えて自宅などにいる感染者は2054人(うち入院・入所拒否者は831人)となった。

　クラスター事案では、県内の障害福祉施設で20～80歳代の利用者11人、20～70歳代の職員7人の計18人の感染が判明、県内113例目のクラスターに認定された。今月17日に1例目の陽性が確認されたのを受けて施設利用者、職員ら259人の検査を行い、新たに17人の感染が分かった。

　27日の新規感染者の内訳は、奈良市250人▽大和高田市36人▽大和郡山市39人▽天理市40人▽橿原市84人▽桜井市38人▽五條市29人▽御所市7人▽生駒市79人▽香芝市119人▽葛城市18人▽宇陀市18人▽平群町11人▽三郷町15人▽斑鳩町32人▽安堵町8人▽川西町1人▽三宅町1人▽田原本町18人▽高取町1人▽明日香村3人▽上牧町7人▽王寺町31人▽広陵町36人▽河合町12人▽大淀町3人▽下市町2人▽野迫川村1人▽東吉野村2人▽県外1人。