社会
奈良県の開発許可に抗議 高取の山林で町会正副議長
関連ワード:
県が高取町の山林に開発許可を出したことについて、同町議会の新沢良文議長と森川彰久副議長が12日、県庁を訪れ、荒井正吾知事と担当課長あてに開発行為の許可についての抗議文を提出した。山林は御所市の産廃業者が「資材置き場」の名目で県から開発許可を受けていたものの、建設汚泥処理土などが盛られている疑いが浮上している。新沢議長は「(静岡県)熱海市の土砂災害のようなことが起きる危険性もある。県に許可を出した責任がある」と指摘する。
抗議文などによると、御所市の産廃業者は平成30年3月、高取町市尾と同町谷田にわたる山林約5万6000平方メートルを「資材置き場」の名目で県に林地開発許可申請を提出し、同年5月に県から許可が出された。