南都経済研究所理事長・西川恵造 - 新春随想
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新年明けましておめでとうございます。今年こそ晴れ晴れとした気分で外出や飲食を楽しみたいところですが、この冬はまだしばらく自粛生活を余儀なくされるでしょう。
そんな中、早くも2月4日から北京冬季オリンピックが始まります。
日本は東京オリンピックの勢いを継続し、前回の平昌オリンピックで獲得した史上最多13個のメダルを上回ることができるのか、中国在住者のみの観客で、アウェー感が強まるでしょうが、スケートやカーリング、ジャンプやスノーボードといった注目の種目で日本人選手が活躍し、テレビ桟敷が大いに盛り上がることを期待したいと思います。
競技以外の注目点は、中国がその国力をアピールするためにお披露目するであろう先端技術の数々です。
電気自動車や自動運転技術、また、AI技術を使ったロボットがどんな場面で登場し、驚かせてくれるのか、特にドローン技術は開会式を華やかに飾ってくれるであろうことは間違いなく、楽しみの一つです。
もう一つ、世界が注目するのは、ゼロコロナ戦略をとる中国が新型コロナウイルスの感染拡大をいかに抑え込めるかということ。五輪前後と開催中の選手団等に対する感染対策は、東京五輪との比較だけでなく、どのような対策を打ち出してくるのか、まずは無事に全日程が終了することを願う次第です。