政治
平城高の伝統継承など要望請願を採択 県立高再編問題で奈良県会
県立高校の再編計画を巡る問題で、県議会は15日、再開された本会議の中で、来春で閉校する県立平城高校(奈良市)の伝統継承などを要望する請願「将来につながる『県立奈良高校と平城高校の融合を進める』」を賛成多数で採択した。請願書には平城高校の記念品の保管や卒業生が集える場所の提供のほか、同校施設に移転する奈良高校と行事やクラブ活動で、伝統の融合・継承を図ることが盛り込まれている。
県教委の県立高校再編計画で平城高校は来年3月末に閉校となり、跡地に奈良高校(奈良市)が移転することが決まっている。請願では、平城高校の存続を求める署名が累計約4万筆に上ったことを踏まえ、同校の伝統を奈良高校に継承するよう要望している。