社会
ホルンの音色で集合、飛火野で「鹿寄せ」
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奈良市の春日大社境内「飛火野」で1日、ホルンの音色でシカを呼び寄せる奈良の冬の風物詩「鹿寄せ」が始まった。14日まで(12日は奈良マラソンのため中止)。
奈良の鹿愛護会職員の中川槙一郎さん(25)がベートーベンの交響曲「田園」を吹き鳴らすと、林の奥や公園内から鹿が駆け寄り集合、中川さんからドングリの実をもらった。
鹿寄せを見るために家族で訪れた三重県の村田雄さん(63)は「すごかった。見に来てよかった」と笑顔を見せた。
12月の鹿寄せは宿泊客に奈良の朝を楽しんでもらおうと、県旅館・ホテル生活衛生同業組合奈良支部が実施している。毎朝午前10時から。