社会
あすから近現代の奈良人形展
素朴かつ鮮やかに、人を引きつける奈良人形。一刀彫中興の祖と言われる森川杜園(1820~1894年)以降、その系譜につながる作家たちの明治~昭和の作品を中心とした「近現代の奈良人形展」があす12日から、奈良市中新屋町の「奈良町にぎわいの家」で開かれる。掛け軸や一刀彫など18点を展示する。14日まで。
現在、県立美術館で開催中の森川杜園展(14日まで)に合わせて開催。杜園の孫弟子に当たる橋本良寿の一刀彫「小鍛冶(こかじ)」は、能の演目を表すように躍動的。像高は約30センチと高く、迫力がある。「寶之槌」(たからのつち)は端午の節句の縁起物。