社会

迫力彫刻で黒滝PR - クマや鳥など制作/梶谷さんチェンソーアート

チェンソーを持つ梶谷さんと県道沿いで制作中の作品群=黒滝村中戸

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 黒滝村のチェンソーアート作家、梶谷哲也さん(47)が、同村中戸の県道138号沿いで、スギ丸太を使った作品を制作している。「森の生きもの」がテーマの8体と同村のマスコットキャラクター「くろたん」が今月中にも完成する予定だ。

 地理的に奈良県の真ん中に位置する同村は「奈良のへそ」とPRに力を入れている。村観光協会(中井英夫会長)と村が土地所有者の協力を得て「奈良のへそ」の看板を設置することになり、林業の村にふさわしいチェンソーアートで看板を囲もうと梶谷さんに声がかかった。

 梶谷さんは東京都出身。大学卒業後、田舎暮らしをしようと平成10年に同村森林組合に就職し、山の仕事を一から学んだ。ロープを用いて高所作業ができる特殊な技術を持つ「スカイチーム」も新たに編成するなど今や伝統ある同組合の主戦力だ。

 一方、チェンソーアートは趣味で取り組み、森林の魅力を広く発信してきた。チェンソーは回転する刃で樹木を切伐する動力工具だが、大断面カットだけでなく、先端を使えば繊細な彫刻もできる。梶谷さんは「ノコギリにもノミにもなる面白いツール」と魅力を語る。野外イベントなどでは、大きな音と飛び散る木くずの中から短時間に作品が完成する迫力のパフォーマンスで人を集める。

 今回は、約120平方メートルの広場に直径約30センチ、高さ120~150センチのスギ丸太9本を立て、それぞれに小さな椅子を持つクマや清流を登る川魚、つばさを広げる鳥などを彫刻。見学者は自由に立ち入って写真を撮ったりできる。

 広場のすぐ前に黒滝川が流れ、鉄さび色の岩が連なる赤岩渓谷は県景観資産にも指定されている。公設キャンプ場「きららの森」が近く観光客も多い。

 村観光協会は工作に使える木材などの無人販売も行う計画で、中井会長(60)は「奈良のへそ・黒滝村を訪れて木や自然を身近に感じてほしい」と話している。

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