社会

普段と違う幻想世界 - 当麻寺・お練り供養法要

中将姫をすくい上げる所作をする勢至菩薩と観音菩薩=14日、葛城市当麻の当麻寺
 葛城市当麻の当麻寺(葛本雅崇住職)で14日、聖衆来迎練供養会式(お練り供養)の法要が営まれた。

 例年は境内東方の娑婆堂から本堂に橋がかけられ、二十五菩薩にふんした講員が中将姫をすくい上げに向かい、極楽浄土に見立てた本堂に練り戻る行事があるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止で、本堂内の法要だけが営まれた。

 本堂では参拝客約20人が見守る中、僧侶が読経。二十五菩薩のうち観音菩薩と勢至菩薩が蓮台の上に中将姫を載せて現れ、通常は娑婆堂内で行われる姫を往生させる所作をした。

 大和高田市の主婦(69)は「見られないと思っていたが、普段と違う形のものが見られてよかった」と感激。長男が菩薩を務めているという同市の会社役員阪本雅勇さん(72)は「62年間毎年来ているが、普段と違う幻想的な光景だった」と話した。

 葛本住職は「中将姫と新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々の供養、感染症終息を祈った。来年は多くの参拝者と執り行うことができるよう願っている」と話した。

 旧暦の3月14日が中将姫の命日にあたり、昨年からは新暦の4月14日に同会式を行っている。

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