考古学

掘っ立て柱塀と溝を発見 - 平城太上天皇宮殿を区画 平安宮に似せた可能性/平城宮跡・平安時代初め

奈文研の調査で確認された平安時代初めの平城太上天皇の西宮の外郭跡=31日、奈良市佐紀町 拡大

 奈良文化財研究所は31日、奈良市佐紀町の平城宮跡で、平安時代初めの掘っ立て柱塀と溝が見つかったと発表した。平城(へいぜい)太上天皇(774~824年)の宮殿の東辺を区画する塀と排水溝とみられる。塀は2重で、同研究所は「体を悪くして京都から平城宮に帰った平城太上天皇が、平安宮に似せて作らせたのではないか」とみている。

 復元中の第一次大極殿院南門の関連工事で第一次大極殿南東の約400平方メートルを調査。掘っ立て柱塀は南北約23メートルで、10個の柱穴が並んでいた。柱穴は奈良時代のものより小さく、板塀だった可能性が高いという。

 今回の調査地の南側と北側では、30年ほど前の調査でも、同様の遺構が見つかっている。

 平城太上天皇は嵯峨天皇に譲位後、藤原薬子と官人らを率いて平城京に移住し、「二所朝廷」と呼ばれる政争を引き起こした。弘仁元(810)年の挙兵に失敗して出家、薬子は自殺した。

 現地は7日に公開(午前11時~午後3時)。説明は随時行う。少雨決行。

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