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春の舞赤々と - 籠松明/お水取り

二月堂を赤々と染めた大松明の明かり。1・5キロほど離れた多聞城跡の高台からも松明が見られた=12日、奈良市法蓮町から(午後6時15分から同8時ごろまで多重撮影) 拡大

 「お水取り」の名で親しまれる東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会は12日、籠松明(かごたいまつ)が二月堂の舞台に上がり、大勢の参拝者でにぎわった。

 お松明は夜の行に向かう練行衆の道明かりとして1日から14日まで毎夜上堂。ただ、この日だけは長さ約8メートルの、一回り大きな籠松明が登場、数も通常よりも1本多い11本が上がる。

 午後7時半ごろ、補佐役の童子(どうじ)に担がれた1本目の籠松明が上堂。練行衆を堂内に導いた童子は、舞台の欄干から松明を突き出して回したり、舞台を駆けるなどして火の粉を激しくまき散らした。同様に次々と松明が舞台に上がるたび、参拝者の大きな歓声が上がった。

 奈良時代から続く修二会は1日に本行が始まり、15日未明の満行まで練行衆が1日6回の厳しい行に取り組む。13日未明には、若狭井から「香水(こうずい)」を汲む「お水取り」の行事があり、最終盤を迎える。

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