総合
D地区の鹿、捕獲へ - 農作物被害増加で/奈良公園外縁部
奈良市の奈良公園周辺に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」をA-Dの4地区に分けて保護・管理する県の取り組みで、奈良公園の外縁部で農作物被害なども増加しているD地区(約184平方キロ)において、県は初めて、早ければ今年7月にも鹿の捕獲を開始する方針を明らかにした。鳥獣保護・管理法に基づいて策定する管理計画によるもので、捕獲頭数などを検討して慎重に進める。
29日に奈良市内で開かれた奈良のシカ保護管理計画検討委員会(委員長・村上興正元京都大学理学研究科講師、9人)で県が説明し、了承された。…