特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

戦い済んで日は暮れてということか。まだ…

 戦い済んで日は暮れてということか。まだ総選挙の余韻が残っており、お正月が目前に迫っていることを知ると、慌ただしい気分になる。

 それにしても議席を減らした自民党が勝利で、議席を増やした民主党が敗北とはおかしなものだ。与党を批判しても、候補者を擁立できなくては、戦いにならない。

 ましては党首が落選し、復活もならなかったから、なおさら敗北感が大きいのだろう。2年前には政権の座にあったとは思えないような民主党の姿でもある。

 この2年間、再建に向けて何をしていたのか、批判されても仕方がないだろう。昨年の参院選でも、候補者擁立が遅れ、衆院選で敗れた大西孝典氏が「党のため」と出馬した。

 今回の選挙では2区と3区で、候補も出すことができないという情けない結果になった。これでは県連会長の前川清成氏が改選となる1年半後の参院選が心配となる。

 政権交代を果たした時におごりが見られた。民主旋風の熱気は、敵失によるものが大きかった。誰が党首になるかにもよるが、野党第1党の存在感を見せてもらいたい。(治)

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