奈良県文化・教育・くらし創造部次長(なら歴史芸術文化村村長) 三原 耕治 - 新春随想
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令和4年3月21日、いよいよ「なら歴史芸術文化村」が開村を迎えます。天理市に所在するこの施設は、文化財の継承と活用及び文化活動の振興に関する施策の推進拠点として、観光や産業などの分野とも連携し、さまざまな取り組みを展開してまいります。
平成28年3月策定の基本構想をはじめ、文化芸術の最高峰の学識専門家の方々、また、県内外から多くのお力を頂戴しながら、この業務を担当した諸先輩方が工夫と苦労を重ねてこられました。その道のりを思うと、大変な重責を感じますが、関係者一丸となり持続的で効果的な施設運営に努める所存です。
この施設には、「『なぜ?』が生まれる。『知る』を楽しむ。」というキーワードがあります。奈良の歴史・芸術・文化を、五感で感じ、対話や体験を通して気づきを広げ、新しいことを知る楽しさへつなげていきたいという思いを表現した言葉です。荒井正吾知事も、この言葉を「大変気に入っており大事にしていきたい」と、さまざまな場面でご発言されています。
施設運営のよりどころとし、来訪者の皆さまに楽しい体験・学びの場をご提供できるよう、県、入居機関、指定管理者、ホテル関係者などが連携し、最終準備に万全を尽くします。
ご期待ください。