奈良県橿原市で女児(4)に暴行を加えて死亡させたとして、母親の交際相手の男性が逮捕された事件で、市は25日、14日に設置した母子への市の対応や再発防止のための検証チームを、「再発防止策検討チーム」に名称変更すると発表した。市議会厚生・文教常任委員会の連合審査会で明らかにした。

　検討チームでは亀田忠彦市長ら市幹部を中心とするメンバーに変更はなく、市と県で共同設置した第三者による検証チームがまとめた再発防止策の具現化について検討したり、県との連絡調整などを行う。専門家ら第三者の意見にも積極的に耳を傾け、できるだけ早い時期に協議を始めたいとしている。

　また、県との第三者検証チームにおける市側の事務局が、子ども家庭相談室から総務課に変更された。相談室は事件の調査対象となる部署であることが審査会などで指摘されていた。