奈良市中登美ケ丘3丁目の奈良学園小学校(梅田真寿美校長)で21日、プログラミング講座があり、5年生2クラス約60人の児童たちがレゴスパイクを使ってロボットを操作する体験に目を輝かせた。

　大阪工業大学の上田悦子教授(61)=ロボット工学=と大学院生や大学生ら7人も参加する出前講座。同小では6年間を通し独自の「情報」の授業を進めているが、専門家を迎えてのプログラミングの体験や情報機器の操作など、「より高度な体験をしてもらう」のが今回の目的。

　プログラミングなどに手間取る児童を大学生らがサポート。大学院生の米田竜さん(22)は「子どもたちは吸収が早く、本当に教え甲斐がある。プログラミングに触れてもらって、将来理系に進む子が増えればいい」と期待。

　ロボットの機敏な動作に思わず歓声を上げる子もいて、上田教授は「失敗を恐れず、粘り強く試行錯誤していくその経験が大切で、達成感を積み上げていくことで理解が進むと思います」と話していた。