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安土桃山以来442年ぶり天体ショー 皆既月食と惑星食同時に

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来年から覆屋で見えなくなる予定の五重塔の後ろで青銅色に輝く皆既月食の月=8日午後7時30分ごろ、奈良市登大路町の興福寺

 8日夜、太陽と地球、月が一直線に並び、月が地球の影に隠れる皆既月食が、昨年5月26日以来、約1年半ぶりに見られた。

 

 この日、奈良市内では午後6時8分ごろから、月の一部が欠けて見える「部分食」が始まり、同7時16分ごろから86分間、皆既月食が続いた。

 

 奈良市登大路町の興福寺でも月食が見えた。来年には工事で覆屋が設けられる予定の五重塔の後ろに昇ってきた月が、午後6時8分ごろから徐々に欠けていき、午後7時16分ごろには皆既食となり、赤銅色にぼんやりと輝いた。

 

 またこの日の月食中に、月に天王星が隠される「天王星食」もあった。皆既月食中に「惑星食」が起こるのは珍しく、1580年7月以来約442年ぶり。

 

 次に日本で見られる月食は、2023年10月29日明け方に部分月食が、皆既月食は25年9月8日未明から明け方にかけて皆既月食が、それぞれ全国で見られる。

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