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大神神社で「抜穂祭」 稲刈り作業で豊作感謝

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刈り取った初穂を揃えて束ねる「抜穂の儀」=20日、桜井市三輪の大神神社神饌田

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 奈良県桜井市三輪の大神神社(鈴木寛治宮司)で20日、昔ながらの稲刈りの作業を行って豊作に感謝する「抜穂祭(ぬきほさい)」が、同神社境内にある約200平方メートルの神饌田(しんせんでん)で行われた。

 

 豊作に恵まれたことへの感謝を込めた祝詞奏上のあと、鈴木宮司と農家で構成する豊年講の代表が黄金色に実った稲穂を鎌で根元から刈り取った。耕作長らが穂を丁寧に抜き取り、揃えて麻の緒で束ねたものを3束制作した。

 

 初穂は、田長の吉岡秀義さん(78)が検知したあと神前へ供えられた。今年は、少しイモチ病の影響があったが、例年通り70キロほどの収穫が見込めるとのこと。吉岡さんは「今年も豊作で稲刈りができて一安心。来年も元気にご奉仕させていただきたい」と話した。

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