歴史文化
埴輪の使い分け初確認 奈良・富雄丸山古墳
国内最大の円墳、奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳(直径109メートル、4世紀後半)で、墳丘の1段目と2段目の平坦面ごとに使用する埴輪(はにわ)を使い分けていたことが分かった。発掘調査した市教育委員会埋蔵文化財調査センターが3日、発表した。同センターは「1、2段目で異なる埴輪を樹立した古墳の確認は初めてで、重要な成果」としている。
史跡指定に向けた5カ年計画の発掘調査の4年度目。墳丘に13カ所の調査区を設けて計約260平方メートルを調査した。