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農のある風景

軟白ずいき(奈良市) ■33■

大和の伝統“色白美人”


 「東大寺正倉院文書」によると天平時代にはすでに利用されていたと伝わる芋茎(ずいき)。サトイモの葉柄で、皮が赤いものは赤ズイキ、緑色のものは青ズイキと呼ばれる。「軟白(なんぱく)ずいき」は赤ズイキを軟白栽培したもので、「大和野菜」のうち、戦前から県内で生産されていたと確認され「大和の伝統野菜」に選ばれている。

 サトイモの原産はインドやネパール、マレー半島にかけてで、現在、国内では南九州や四国が主な産地になっている。軟白ずいきは奈良市の狭川地区で栽培されている。昔は20軒以上あった生産者も今では数軒に。

 真っ白で傷がないものが最上とされる。4月末ごろに種芋を植え、新聞紙が巻ける大きさになれば、遮光のため包んで軟白栽培を行う。今年は天候が不順で少し成長が遅れたが、今月上旬からお盆のころまでが出荷のピーク。7月中旬に訪れた時はまだ小さかった背丈も今は大人ぐらいの高さに。腹巻きのように新聞紙などを巻いたズイキが畑で出荷を待っていた。

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