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農のある風景

冬(天理) ■8■

暖かい日々にも舞う雪

写真

 暖冬といわれている。2月中旬の最高気温は平年では9.5度ぐらいだが、今年は10度を超える日も珍しくない。温暖な冬だ。

 それでも、この冬も雪は舞い一部では積もったところもある。写真は天理市福住町で撮影した。時折強く降る雪が地面を白く染め上げ、山の木々にベールをかぶせた。

 同町は水稲栽培が主で、ジャガイモやお茶などを作っている。最近では自然薯芋(じねんじょ)の栽培が盛んになりかけているという。農閑期のこの時期は、ヒノキを中心にスギなどが植えられた山の手入れをする農家もある。

 いま県内ではハウス栽培のイチゴやホウレンソウが最盛期。露地のミズナやダイコンなども。3月になればトマトやホウレンソウ、4月にはブロッコリーやズッキーニ、カボチャの栽培が始まる。

 春を前にして、農地は準備期間ともいえる。耕したり栄養を入れていい土を作り、次の種まきに備える。1年を通じた農業のサイクルのスタートともいえる。

 もうすぐ春がやってくる。山の木は新緑に彩られ、黒々とした畑の土も、色鮮やかな緑色の作物によって飾られるだろう。


【写真】本紙: 藤井 博信(日本写真家協会会員)
【協力】JAならけん

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