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国原譜


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2017年11月30日 奈良新聞

 風が吹けば、おけ屋がもうかるという。当てにならない三段論法の典型だが、天候の変化が経済活動に影響を与えるという着眼点は正しそうだ。

 特に寒暖によって売れ行きが大きく動く飲料などは気象感度が高い商品とされ、作り過ぎや品不足を避ける生産調整のため気象予測が欠かせない。

 その経済効果は、全国の小売店データをもとに日本気象協会がまとめた試算によると年間約1800億円に達するという。売れ行きとの相関関係を理解して対応するか否かで、大差が生じる。

 もちろん天候に振り回されるばかりでなく、それに沿った消費動向を把握、質や品ぞろえを工夫することで収益安定を図る取り組みも大切になる。

 例えば県観光。課題となる繁忙期と閑散期の波をどう克服するのか。季節ごとのニーズに合ったイベント、サービスの充実を図るには、さらに作り手の“気象感度”も高めていく必要がある。

 にぎわい創出の面でも注目された国文祭・障文祭はきょう30日で閉幕。季節は秋から冬のオフ期に移るが、たとえ風が吹いても吹かなくても、もうかる県観光を求めたい。(松)

 

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