国原譜
北陸新幹線の敦賀(福井県)以西の延伸ル…
北陸新幹線の敦賀(福井県)以西の延伸ルートで、荒井正吾知事が関西文化学術研究都市を通る案に反対したという。費用対効果が理由。
生駒市内とみられる学研都市の県内側と京田辺市などの京都府側とでは、距離的にもそれほど差があるようには見えない。だが、このわずかな差が大事ということだろう。
これとは別に注目されるのは、知事がリニア中央新幹線との接続に言及したという話。県内から関西国際空港まで結び、さらに紀淡海峡を経て四国へという大構想らしい。
ここまで来ると思い浮かぶのは「第2国土軸(太平洋新国土軸)構想」だ。四国4県にとっては悲願といっていい新幹線構想が、改めて脚光を浴びるかもしれない。
「21世紀の国土のグランドデザイン」「国土の均衡ある発展」などを合言葉に、第2国土軸構想が現実味を帯びて語られていたのは、もう20年以上も前のことだ。
奈良―関西国際空港―四国というルートは、まさに第2国土軸構想そのものではないか。その視点から鉄道や道路の結節性を見直してみれば新たな発見もありそうで、期待が膨らむ。(北)
生駒市内とみられる学研都市の県内側と京田辺市などの京都府側とでは、距離的にもそれほど差があるようには見えない。だが、このわずかな差が大事ということだろう。
これとは別に注目されるのは、知事がリニア中央新幹線との接続に言及したという話。県内から関西国際空港まで結び、さらに紀淡海峡を経て四国へという大構想らしい。
ここまで来ると思い浮かぶのは「第2国土軸(太平洋新国土軸)構想」だ。四国4県にとっては悲願といっていい新幹線構想が、改めて脚光を浴びるかもしれない。
「21世紀の国土のグランドデザイン」「国土の均衡ある発展」などを合言葉に、第2国土軸構想が現実味を帯びて語られていたのは、もう20年以上も前のことだ。
奈良―関西国際空港―四国というルートは、まさに第2国土軸構想そのものではないか。その視点から鉄道や道路の結節性を見直してみれば新たな発見もありそうで、期待が膨らむ。(北)