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国原譜

県が奈良市内で進める「大宮通りプロジェ…

 県が奈良市内で進める「大宮通りプロジェクト」で、最も東側に位置する奈良公園地区の整備が活気を呈している。どう生まれ変わるか楽しみだ。

 県庁東側に隣接する駐車場跡地では「登大路バスターミナル(仮称)」の整備に着手。吉城園地区と高畑町裁判所跡地の整備方針もほぼ固まった。

 吉城園地区と高畑町裁判所跡地では、低層で国際級の上質感を備えたホテルの建設も想定。「にぎわい」を追い求めず、奈良らしい「ゆったりとくつろげる空間」の創造を目指す。

 国際級ホテル建設を刺激したのは、奈良警察署跡地を含む地区に整備する県初の国際級ホテル「JWマリオットホテル奈良」の進出。平城宮跡地区の整備と合わせ、周辺は一変する。

 奈良公園周辺から平城宮跡まで、県都再生に向けた「大宮通りプロジェクト」の主要な施設整備は平成32年の東京五輪までにおおむね完了させる予定だ。

 同プロジェクトが県活性化をけん引すると疑わないが、懸念もある。山間地などで急速に進む少子高齢化や過疎化の問題だ。均衡ある県土の発展へ、別の視点からの活性化策も課題だ。(北)

 

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