注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

毎日、文字と向き合う仕事をしているわりには言葉を…

 毎日、文字と向き合う仕事をしているわりには言葉を知らない。文化庁が発表した国語に関する世論調査の結果を見て、改めて思い知らされた。

 慣用句の使い方では、よくクイズにもなる天地無用の意味を間違えなかったものの「やぶさかでない」は仕方ないという語感を含むと思っていた。

 かと言って新しい言葉についても詳しくない。電子レンジでチンくらいは何とかなるがディスるとなると。20代以下の3人に1人が使う言葉というから、若者との会話は、よほど難しそうだ。

 時代とともにさまざまに変化していく日本語。そんな中、いわゆるマニュアル敬語に違和感を持つ人が増えているという調査結果に目が止まった。

 レジで店員さんが「千円からお預かりします」などと使う、あの言い回しが気になるという人。若い層は受け入れているという数字もあったが、接客にかかわる言葉だけに一考の価値はある。

 正しい用法で意味を明確に伝え、造語も使い感覚をうまく表現する。そのためにはやはりまず言葉を知らなくては。そして豊かな言語文化を受け継ぎ発展させていきたい。(松)

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