注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

奈良市の桜が開花。県や県内市町村の当初予算や…

 奈良市の桜が開花。県や県内市町村の当初予算や定期人事異動も相次いで発表された。花の季節とともに4月1日から新年度だ。

 荒井正吾知事の2期目を締めくくる年度の県当初予算に掲げた「経済構造の改革」は、県政史上初の手法による試みといえるもので、この1年ですぐに大成果とは行くまい。

 したがって、この手法の成果を県民が実感できるほどまでには、主導しなければならないのは荒井知事の責任と考えるがどうか。難しいかじ取りとよく言うが、本当に難しいと思う。

 ところで、県の方針について、独特の表現でキーワードを示す荒井知事がよく口にする一つに「国際性」がある。古代における奈良の国際性、京都の国風という言い方もする。

 だが、古事記などで思うのは、「倭」を「やまと」と訓じたのはなぜかとか、「日本」という表記はいつごろ出来たかとか、なかなか難しい。

 国際舞台に上った平城京の時代をもっとさかのぼった「やまと」にも注目したい。歴史時代以前の「原やまと」も視野に入れながら、わが県の幅をさらに広げていくのも面白いのではないか。(北)

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