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おだやかな2日の日曜日、所用のため、車で…

 おだやかな2日の日曜日、所用のため、車で大和川沿いに走って大阪府下へと入った。

 河川敷や土手では、大きなごみ袋を手にした人たちが、数多く見られた。少年野球などのスポーツ少年たちも大人に混じって、一生懸命にごみ拾いに汗を流していた。

 県はこの日、王寺、三郷町など、県内の大和川とその支流の河川敷、計59会場で一斉清掃を行い、住民や自治体職員ら約8300人が参加。また大阪府下でも「大和川・石川クリーン作戦」が実施された。

 三郷町では、ごみの量が昨年3月の同時期と比べて約1・4倍増の540キロとなったという。昨年10月の台風で上流から流されて来たごみが、清掃活動が中止になったこともあって、たくさん残っていたようだ。

 河合町あたりから下流域は、たくさんの野鳥の姿が見られる、絵になる風景なのだが、川の中の草木にごみがからみついたままで、非常に美観を損ねている。

 大和川は、水質が少しずつ改善されてきてはいるが、清流復活とまでは至っていない。ごみを捨てないという県民の美化意識の広がりが、実現へのカギを握っている。(恵)

 

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