国原譜
農作物に被害を与える野性鳥獣を駆除する…
農作物に被害を与える野性鳥獣を駆除するとともに、その肉を食用として活用、地域の特産品に育てる取り組みが、全国各地で進められている。
フランス料理でいうジビエ。国内でもイノシシ肉のぼたん鍋が知られるが、シカ肉のバーガーやカレーなどメニューの工夫が広がっているという。
そもそもの目的が有害鳥獣の捕獲にあり、食料を得る狩猟ではないためかこれまでは獲物を土に埋めて処理してしまうことも多かったという。だがせっかくの山の幸。無駄にするのは惜しい。
近年はハンターが減少、その影響で鳥獣被害が深刻化してきた面もあるが、行政が補助金を出すなど捕獲を支援するようになって流れが変わった。
県内でも狩猟免許の登録者を増やそうと講習会を開くなど促進事業が行われており、平成23年には新規取得者が252人と過去最高を記録したという。シカやイノシシの捕獲数も増えている。
そうした中、五條市でジビエの加工施設づくりが動き出した。排水問題など慎重に計画を進め1年後の開業を目指すという。地域振興の新たな拠点になるよう期待したい。(松)
フランス料理でいうジビエ。国内でもイノシシ肉のぼたん鍋が知られるが、シカ肉のバーガーやカレーなどメニューの工夫が広がっているという。
そもそもの目的が有害鳥獣の捕獲にあり、食料を得る狩猟ではないためかこれまでは獲物を土に埋めて処理してしまうことも多かったという。だがせっかくの山の幸。無駄にするのは惜しい。
近年はハンターが減少、その影響で鳥獣被害が深刻化してきた面もあるが、行政が補助金を出すなど捕獲を支援するようになって流れが変わった。
県内でも狩猟免許の登録者を増やそうと講習会を開くなど促進事業が行われており、平成23年には新規取得者が252人と過去最高を記録したという。シカやイノシシの捕獲数も増えている。
そうした中、五條市でジビエの加工施設づくりが動き出した。排水問題など慎重に計画を進め1年後の開業を目指すという。地域振興の新たな拠点になるよう期待したい。(松)