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国原譜

通常国会が閉幕し、事実上の参院選に突入…

 通常国会が閉幕し、事実上の参院選に突入した。県選挙区では、野党の立候補予定者が二転三転し、ようやく顔ぶれが決まった。

 昨年の衆院選、そして先の都議選の自公圧勝から、参院選への関心は低調といわれる。たしかに劇的な変化が見込めないから、有権者も冷ややかなのだろう。

 本番よりも、選挙前のドタバタ劇の方にドラマがあった。与党の自民党は楽観ムードの引き締めを図り、民主党は再建への足掛かりにしたいところだが、両党の県内のお家の事情も複雑だ。

 例年なら県議会の正副議長選に向けた動きが活発だが、今年は静かな様相だ。中央の与野党攻防が激烈なだけに、19人擁する自民党が分裂したままであることが問題だ。

 このため、対決する8人会派の民主党との密約説も流れるようでは、いかがなものか。最大会派の自民党が毅然とした姿勢を示すことが、今、最も求められていよう。

 参院選を前にした役員改選は、例年以上に、政党としての自覚が必要だ。自民党が筋の通らない改選劇を行うなら、選挙だけでなく安倍政権にも影響が出る。(治)

 

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