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国原譜

訪れたい名所を入力するとスマートフォン…

 訪れたい名所を入力するとスマートフォンの画面に「せんとくん」が登場、方角を示し道案内してくれる―実用性はともかく、楽しめる機能だ。

 これは県が観光情報を発信するため製作した「なら旅」というアプリ。一方で県は古事記に関するガイド地図も発行、幅広い層の来県促進を狙う。

 もちろん観光振興の取り組みは県だけではない。ここ最近の本紙を見ても川上村で大阪工業大学の学生がインターネットを使った地域紹介に協力、御所市ではご当地グルメ開発の話題なども。

 いわゆる大仏商法が通用した昔とは違い、全国各地が互いに地域おこしでPR合戦を展開する時代。奈良ブランドも磨き続けなければ輝きを失う。

 そんな中、修学旅行生らに長年親しまれてきた奈良市の老舗旅館が年明け早々に閉館。同市や橿原市では大型ホテルの誘致が進められているが、これまでの経過を見れば実現は容易ではない。

 まずは観光地としての魅力アップが先決。情報発信や名物開発など、さまざまな努力を続けていけば、せんとくんが「訪れたい奈良」実現への道筋を教えてくれるだろうか。(松)

 

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