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国原譜

公示まであと5日に迫った衆院総選挙。こ…

 公示まであと5日に迫った衆院総選挙。ここに来て急転、第三極に大きな動きとして渦を巻いて飛び込んできた嘉田由紀子滋賀県知事が結成した「日本(にっぽん)未来の会」。

 国民の生活が第一(小沢一郎代表、60人)と減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(山田正彦共同代表、9人)などが合流するというのだ。

 未来の会は社民党や緑の風の前衆院議員らも飲み込み、参加メンバーは前衆院議員61人、参院議員12人の計73人になるという。現有勢力では民主、自民に次ぐ。

 「卒原発」のもと、民主党の2030年までの原発ゼロをさらに踏み込み、2022年をめどに全原発廃炉を目指す方針を打ち出した。

 未来の会の動きに刺激されたのか、日本維新の会も30年代までの脱原発を復活させた格好。衆院選ではエネルギー政策をめぐって各党の活発な論戦が見えてきた。

 選挙戦に勝つための「離合集散」が目につき、政治家個人の信条が忘れられているのが悲しい。「魚の目に水見えず」。余りに近すぎて自分のことが見えなくなっていることのたとえ。「人の目に風見えず」でもある。(寺)

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