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国原譜

奈良市の議長選で、政友会幹事長の土田敏…

 奈良市の議長選で、政友会幹事長の土田敏朗氏が議長に選出された。昨年の議長選では、贈賄事件が起きただけに、土田新議長への注目度は高い。

 当時の最大会派だった政翔会(浅川仁幹事長)所属の元議長による「米5年分を渡す」などという贈賄工作事件は、実刑判決が出たものの真相は解明されないままだ。

 それだけに市民から出ていた百条委設置を求める請願が否決されたことは問題だ。調査に限界があることは認めるが、政翔会の誰がどう動いたかを明らかにする機会だった。

 昨年は、事件を起こすような体質の政翔会に対して、各派が結束したことで、新しい流れができた。今回は共産党が独自候補を出したが、公明党が加わった。

 初の立候補制による議長選で、無所属の岡田佐代子氏が立候補したが、得票を見れば、昨年、政翔会が主導した投票内容と同じで、数字がそのまま出た。

 いずれにしても県都の議長に就任した土田氏には、不祥事続きの奈良市にあって、議会と市政改革の先頭に立ってほしい。来年は市長選と市議選もある。大事な1年となる。(治)

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